令和5年度全国公立大学学生大会(LINKtopos 2023)に近江楽座の「廃棄物バスターズ」が参加しました
2023年9月27日
LINKtoposは全国の公立大学の学生が一年に一度集まり、各地域での取組について交流したり、課題についてみんなで考えるイベントです。今年は9月4日から6日までの3日間、沖縄県立芸術大学、沖縄県立看護大学にて開催されました。本学からは近江楽座のプロジェクトチーム「廃棄物バスターズ」が参加し、3日めに『ポスター発表』を行いました。
(参加者:工学研究科材料科学専攻修士1年 代表の澤田奎湖さん、同修士1年 坂口紀彦さん)
18大学から18チームが、それぞれ7分間の発表のあと質問時間が5分間設けられ、活発な意見交換が行われました。「廃棄物バスターズ」は本プロジェクトの成り立ちや、昨年と今年の活動内容を中心に発表を行いました。
(下記:発表に使用したポスター参照)
発表を聞かれた大学の先生からは「今後の社会を見据えた素晴らしい活動」、「メンバーに工学部生が多いことならではの取り組みが良い」等評価され、二度、発表する機会が与えられました。
▲上の画像をクリックすると発表に使用したポスターが開きます▲
沖縄での清掃活動について
「廃棄物バスターズ」は、普段の活動の中で彦根市を中心とした清掃活動を行っています。今回のLINKtopos2023への参加にあたり、大会での活動とは別に、9月4日の正午から約1時間、那覇市役所周辺や国際通りの清掃活動を行いました。彦根市の清掃活動と比較すると、国際通りはゴミの量がかなり多く、特にたばこのポイ捨てが多いため、ここでは臭いが残らないよう速やかに清掃する必要性があると感じました。
(下記:ゴミ調査カード参照)
国際通りでの清掃活動の様子
回収したゴミ
LINKtoposに参加した学生の言葉
参加した澤田さん、坂口さんは、
「ポスター発表や他大学と交流することで、私たちの団体の個性や強みを改めて認識することができ、課題についても認識することができた。この経験をもとにこれからの活動に役立てていきたいと思う。」
「この経験を私たちのチームだけでなく、近江楽座等の他団体とも共有し、本学の更なる飛躍につなげていきたい。」
と感想を述べ、とても実りある大会参加となりました。
廃棄物バスターズについて
廃棄物バスターズは廃棄されたプラスチックから雨水タンクを製造することを目標に活動しています。また、ペットボトルキャップの回収を通じて、障がいを持つ方々の雇用を促進する福祉活動も行っています。さらに、彦根市を中心に清掃活動や様々なイベントでの美化活動・運営補助をしています。他にはマイクロプラスチックの計測など、様々な環境問題に関する研究会や啓発事業をおこなっています。
近江楽座とは
「近江楽座」は地域貢献を目的とする学生主体のプロジェクトを募集、選定して、全学的に支援する滋賀県立大学独自の学生教育プログラムです。学生たちは地域の方々と一緒に活動することで、学内では学べないことを体験します。学生らしさを活かして、地域に根ざし、地域に学び、地域に貢献する。そんな学びの場を目指しています。発足して20年、今年度は21のプロジェクトが活動中です。