滋賀県立大学「近江楽座」の団体"地域博物館プロジェクト"が『古絵葉書等に映った近江のむかしー白谷荘歴史民俗博物館に残る絵葉書たちー』と題して企画展示を行います
2023年8月10日
「地域貢献」をテーマに、学生主体の地域活動を行う滋賀県立大学「近江楽座」の"地域博物館プロジェクト"が、白谷荘歴史民俗博物館(高島市マキノ町)と共同で企画展示をおこないます。展示では『古絵葉書と現在の比較』をテーマに、白谷荘歴史民俗博物館が所蔵する資料の一部を紹介します。
具体的には同館が所蔵する、滋賀県各地の名所を載せた明治から昭和の絵葉書を展示します。特に、高島市にゆかりのある中江藤樹の関連史跡を題材とした絵葉書を中心に、過去と現在の比較をします。また、湖西地域の陸上交通史において非常に大きな影響を与えた江若鉄道についても大きく取り上げています。多くの方にお越しいただきますよう、よろしくお願いいたします。
記
- イベント名称
古絵葉書等に映った近江のむかし ー白谷荘歴史民俗博物館に残る絵葉書たちー - 日時
令和5年8月18日(金曜日)〜8月30日(水曜日)
開館時間:9時〜22時 - 場所
今津東コミュニティセンター 1階展示スペース
滋賀県高島市今津町中沼一丁目4番地1(電話:0740-22-3222)
↑それぞれクリックするとPDFファイルが開きます↑
"地域博物館プロジェクト"について
"地域博物館プロジェクト"は、地域に残る未調査の古文書・民具をはじめとする文化財を調査し、その成果を企画展示する等、学生が学芸員と同じ活動をしながら、地域のみなさんと一緒に地域文化財を活かす「地域博物館」をつくることを目指しています。
"地域博物館プロジェクト"では、2012年のプロジェクト発足以来、白谷荘歴史民俗博物館を始め県内各地の博物館等の収蔵品の調査・整理と展示作業に取り組んでいます。今回の展示にあたり、企画から展示物の調査、展示準備にいたるまで、すべて学生が行いました。
スチューデント・ キュレイターズによる古絵葉書等の資料調査・整理の様子
白谷荘歴史民俗博物館について
今回の展示物を所蔵する白谷荘歴史民俗博物館は高島市マキノ町白谷の庄屋である大村家住宅(国登録有形文化財)を活用し、当家に残る古文書や民具などの文化財を展示している博物館です。250年ほど前に建てられた茅葺合掌造り3階建ての建物は、江戸時代には庄屋、明治以降は戸長役場(今の町村役所)として地域行政の中心的役割を務めるとともに、寺子屋として村のこどもたちの教育施設にも利用されていました。
白谷荘歴史民俗博物館公式HPはこちら
「近江楽座」とは
「近江楽座」は地域貢献を目的とする学生主体のプロジェクトを募集、選定して、全学的に支援する滋賀県立大学独自の学生教育プログラムです。学生たちは地域の方々と一緒に活動することで、学内では学べないことを体験します。学生らしさを活かして、地域に根ざし、地域に学び、地域に貢献する。そんな学びの場を目指しています。発足して20年、今年度は21のプロジェクトが活動中です。