文部科学省「水害リスクを踏まえた学校施設の水害対策の推進のための手引」を公表
2023年6月28日
環境政策・計画学科の瀧健太郎教授が、「文部科学省 学校施設等の防災・減災対策の推進に関する調査研究協力者会議 学校施設の水害対策検討部会」の委員として検討に携わった、「水害リスクを踏まえた学校施設の水害対策の推進のための手引」が5月30日に公表されました。
学校施設の水害対策の基本的な考え方や検討手順等を示した手引となっております。
手引きのポイント
学校施設の水害対策の検討手順(学校設置者と関係部局が連携して検討)
- ハザード情報の整理
- 学校ごとの脆弱性の確認
- 浸水対策とその優先度の検討
(ハード)止水板の設置、受変電設備・備蓄倉庫のかさ上げ、職員室等の上階移設
(ソフト)気象情報による臨時休校等の措置、上階避難の設定、排水溝の清掃
今後の対応
- 学校設置者に対し、本手引を周知し、水害対策(ハード、ソフト)の検討を依頼。
- 併せて、関係省庁と連名で、治水担当・防災部局等の各所管部署に対し、学校設置者との連携体制の強化を依頼。
- 引き続き、浸水対策への財政支援など、学校設置者の取組を支援。