卒業生の声

三好悠太さん(2011年度卒業) 保健師、守山市地域包括支援センター

三好悠太さん私は平成23年度に大学を卒業し、今は地域包括支援センターの保健師として働いています。今も多くの高齢者や関係機関とかかわりながら学ぶことが多い毎日です。大学の講義や実習の中で保健師の仕事や役割を教えてもらい興味をもって保健師を目指しました。私の現場は地域ですが、本当にいろいろな人がいろいろな生活を送られています。滋賀県立大学では専門的な勉強以外にも「未来看護塾」といったボランティアにも参加していました。勉強も大事ですが、大学生活の中で培ってきたいろいろな経験が今の仕事で様々な人との関わりを持つきっかけになっていると思うので、滋賀県立大学はそんな経験をさせてくれる大学だと思います。

末松泰到さん(2012年度卒業) 看護師、済生会滋賀県病院

末松泰到さん私は滋賀県立大学後を卒業し、済生会滋賀県病院、ICU・救急外来で看護師として働いています。そこでは突然倒れてしまったり、事故に巻き込まれてしまったりと自分が病院のお世話になるだろうとは想像していなかった人たちがいっぱい来られます。患者や患者家族は現状を受け止められない方が少なくありません。そういった人たちがどこまで受け止められているか、理解されているかを把握し、必要な説明やフォローを行うことが救急外来では求められており、精神的負担も大きいですがやりがいのある役割だと感じています。私の患者に寄り添う看護の原点は、大学の授業だけでなく、大学時代の友人の相談に乗ったり、アルバイトでのお客さんへの対応であったり、様々な経験が生かされていると思います。大学での4年間は学業だけでなく、いろいろなことを学べる貴重な時間だと思います。皆さんもなんでもやってみようの精神で様々なことに意欲的に取り組んでほしいです。

森田宏美さん(2013 年度卒業) 養護教諭、草津市立玉川小学校

森田宏美さん私が養護教諭になりたいと思ったきっかけは、自分が通っていた小学校の保健室の先生との出会いです。小学生の頃は、特に理由もなく、友だちと保健室に遊びに行ったり本を読んだりしていました。なぜか居心地がよく、安心できる場所だったことを覚えています。そして、中学生になった時、その保健室の先生も同じタイミングで異動になり、中学校でもお世話になりました。中学生のころは悩みもあり、言葉では伝えられない、よくわからない不安を感じて保健室に行ったこともありました。どんな時でも、そこには安心できる場所を作ってくれている先生がいました。それがとてもうれしくて、私もそんな人になりたいと思うようになりました。養護教諭を目指して滋賀県立大学に入学し、看護実習では様々な患者さんとの出会いがあり、心身ともに健康であることの大切さを感じました。そして、ボランティアなど様々な経験を積み、夢であった養護教諭になることができました。実際に働いてみると、様々な背景のある子どもがいることや仕事の奥深さを感じることばかりでした。自分にはなにができるのかな…と悩むこともありましたが、保健室にやってきた子どもが笑顔で教室に帰っていく姿をみると、自分もがんばろうと思うことができました。養護教諭の仕事は保健室に来る子どもだけでなく、全校の児童が対象です。少しでも自分の体に興味を持ち、健康に過ごそうという意識を高めるために、保健指導や保健だより、掲示物などを通して働きかけをしています。これからも、子どもたちが元気に楽しく学校生活を送ることができるように、養護教諭として支えていきたいと思っています。養護教諭を目指してがんばっているみなさん、応援しています!