水陸両生の侵略的外来植物の管理に関するワークショップのお知らせ
2019/08/21
近年、琵琶湖沿岸において、オオバナミズキンバイ等の侵略的外来植物がもたらす問題が、琵琶湖の保全・再生の上で重要課題となっています。さらにオオバナミズキンバイは、千葉県手賀沼や大阪府恩智川でも大規模に定着し、その侵入は全国的な段階に入りつつあります。
滋賀県立大学環境科学部水陸両生外来植物管理研究会では、侵略的外来植物であるオオバナミズキンバイの管理に貢献することを目的に、制度・体制に関する改善方策の提案や、生態学的知見の提供、メタン発酵処理技術の開発を行っています。
昨年度に引き続き、水陸両生の侵略的外来植物の管理に関する対策および研究を行っている国・自治体・大学等の関係者を集め、情報交換を行うとともに、ネットワーク形成を目的として、下記によりワークショップを開催します。
一般の方の参加も可能です。(予約不要、参加無料)
記
1.目的
水陸両生の侵略的外来植物の管理に関する対策および研究を行っている関係者間の情報交換とネットワーク形成
2.日時
2019年8月26日(月) 10時00分~12時40分 (終了後、観察会 約30分)
3.場所
滋賀県立琵琶湖博物館 セミナー室(1階)(滋賀県草津市下物町1091)
4.主催
滋賀県立大学環境科学部水陸両生外来植物管理研究会
(滋賀県立琵琶湖博物館後援予定)
5.内容
(発表時間1人当たり10~15分+質疑3分)
趣旨説明(研究会代表 滋賀県立大学環境科学部 教授 上河原献二)
(1)琵琶湖外来水生植物対策協議会及び滋賀県の取組
滋賀県自然環境保全課 主幹 中井克樹
(2)琵琶湖における環境省直轄外来水生植物対策
環境省近畿地方環境事務所野生生物課 課長補佐 戸田博史
(3)オオバナミズキンバイの生活史等の研究
滋賀県立大学環境科学部 准教授 野間直彦
(4)淀川におけるナガエツルノゲイトウの現状と対策
国土交通省淀川河川事務所河川環境課 課長 日下慎二
(5)手賀沼・印旛沼における侵略的外来水生植物の状況
千葉県立中央博物館 環境教育研究科長 林紀男
(6)大阪府におけるオオバナミズキンバイ(広義)の現状
大阪市立自然史博物館 学芸員 横川昌史・長谷川匡宏、
高槻市立自然博物館 主任学芸員 高田みちよ
(7)外来水生植物のメタン発酵処理等に関する研究
滋賀県立大学環境科学部 教授 伴修平、講師 畑直樹
(8)海外でオオミズバナキンバイ駆除に実績のある除草剤の環境水中での残留と消失
滋賀県立大学環境科学部 教授 須戸幹
(9)オオバナミズキンバイ管理の制度・体制に関する日仏英比較研究
滋賀県立大学環境科学部 教授 上河原献二
(10)全体議論
ワークショップ終了後、琵琶湖博物館周辺に生育するオオバナミズキンバイ、
ナガエツルノゲイトウの観察会を行います(30分ほど)
【問い合わせ先】
滋賀県立大学 環境科学部 水陸両生外来植物管理研究会
TEL:0749-28-8301(環境科学部 事務室)