国連アカデミック・インパクトに加盟しました
滋賀県立大学は、平成31年3月、国連アカデミック・インパクトに加盟しました
~SDGsや持続可能な共生社会に係る取組を加速~
滋賀県立大学は、平成31年(2019年)3月、国際連合アカデミック・インパクト(UN Academic Impact)に加盟しました。
アカデミック・インパクトは、世界の大学と国連とを結ぶパートナーシップで、国連広報局(DPI)が中心となってネットワーク作りを進めるものです。世界の大学と国連が協力できるネットワークを形成し、情報を交換するとともにお互いの経験から学びあうプログラムで、2019年3月末現在、世界130ヶ国1300以上の機関が加盟しており、日本でも66の教育機関が加盟しています。参加大学には、国連憲章や人権尊重などの10の原則へのコミットメント(積極的に取り組むことの約束)とともに、1年に少なくとも1度、これら原則を積極的にサポートする活動を行うことが求められています。
本学では、これまでから国連の提唱する「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)」等に係る様々な活動を展開しているところですが、さらにアカデミック・インパクトの10原則に賛同し、特に以下の3つの原則に関連する取組を促進することで、持続可能な共生社会づくりや国際通用性のある大学へ向けた取組を加速していきます。
滋賀県立大学において特に力を入れて取り組むアカデミック・インパクトの3つの原則
原則3 : 性別、人種、宗教、民族を問わず、全ての人に教育の機会を提供する
- (具体的な取組例)生涯学習事業としての公開講座、公開講義や各学部におけるセミナー等広く県民向けの学習機会を提供
原則9 : 持続可能性を推進する
(具体的な取組例)「環境と人間」をキーワードとした幅広い学問分野をはじめとする教育・研究活動や学生の地域活動「近江楽座」の支援等のSDGsにかかる数々の取組を推進
原則10 :異文化間の対話や相互理解を促進し、不寛容を取り除く
(具体的な取組例)グローバル化する現代社会で広く活躍できる見識とコミュニケーション能力を備えた人材の育成や世界12カ国の大学と留学提携にかかる協定を締結するなど多様な形態による国際教育を推進
アカデミック・インパクトおよび10原則とは
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アカデミック・インパクトは、国連の推進する以下の10原則を支持し促進させるというコミットメント(積極的に取り組むことの約束)によって成り立っており、参加団体は、これらのうち1つ以上を積極的にサポートする活動を少なくとも年に1度行うことが求められています。
原則1:国連憲章の原則を推進し、実現する
原則2:探求、意見、演説の自由を認める
原則3:性別、人種、宗教、民族を問わず、全ての人に教育の機会を提供する
原則4:高等教育に必要とされるスキル、知識を習得する機会を全ての人に提供する
原則5:世界各国の高等教育制度において、能力を育成する
原則6:人々の国際市民としての意識を高める
原則7:平和、紛争解決を促す
原則8:貧困問題に取り組む
原則9:持続可能性を推進する
原則10:異文化間の対話や相互理解を促進し、不寛容を取り除く