本学大学院生が(社)自動車技術会2013年度大学院研究奨励賞を受賞しました

2014/04/03

 

 このたび、工学研究科機械システム工学専攻博士前期課程2年近藤大地さんが(社)自動車技術会2013年度大学院研究奨励賞を受賞しました。
 3月21日の学位授与式学科別証書交付式において、同学会会長の代理として、工学研究科機械システム工学専攻長から受賞者に賞状が授与されました。

■受賞者:

 工学研究科機械システム工学専攻 博士前期課程2年 近藤大地

■研究テーマ:

 高セタン価FAMEを燃料とする低圧縮比火花放電誘発自己着火燃焼機関に関する研究

■概要

 本研究は、自動車用ディーゼル機関の熱効率向上と低排気の両立を目指した研究である。研究では、燃焼の等容度の増加、摩擦損失の低減によって正味熱効率の増加が見込まれる低圧縮比ディーゼル機関における課題である機関の始動性や燃焼安定性の解決のために、着火遅れ期間に形成される予混合気に火花放電し、自着火を誘発・促進する新しい燃焼システムを提案し、実験によって実証しその燃焼機構を可視化によって明らかにしている。

 なお、大学院研究奨励賞は、大学院生の学業の向上発展に資することを目的に2001年度から設けられたもので、大学院で優れた研究を行った大学院修了予定者を表彰するものです。研究対象は自動車に関連した技術分野です。選考は教育会議議長により行われ、本会会長から賞状が授与されています。