人間文化学部生活栄養学科の畑山翔講師が16th International Society for Tryptophan Research Conference(ISTRY Meeting 2024)において「Best Poster Award」を受賞しました

2024年6月4日

このたび、人間文化学部生活栄養学科の畑山翔講師が2024年4月24日~26日にドイツ連邦共和国イエナ市で開催された16th International Society for Tryptophan Research Conference(ISTRY Meeting 2024)において「Best Poster Award」を受賞しました。本賞はポスター発表の中で優秀な発表に贈られるもので、今回は24件のポスター発表から3件が選出され、その中の1件に本発表が選ばれました。

受賞内容について

題目

Intermittent fasting affects brain kynurenic acid production in rats

発表者

Sho Hatayama, Sumire Kato, Emi Ito, Tsutomu Fukuwatari

発表の概要

アミノ酸のトリプトファンから合成されるキヌレン酸が脳で増加すると、認知機能などが低下し、脳神経疾患の発症を招きます。食事などの生活習慣によって脳のキヌレン酸の増加を抑制することができれば、脳神経疾患の発症予防に繋がります。本研究では、食事時間を制限し、長時間の絶食時間を設ける断続的断食という食事方法がトリプトファンとキヌレン酸におよぼす影響について調べました。その結果、トリプトファンの分解が抑制され、脳のキヌレン酸濃度が上昇しにくくなることを明らかにしました。

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