平成26年度戦略的基盤技術高度化支援事業(通称「サポイン」)に採択されました
2014/11/20
経済産業省中小企業庁が所掌する平成26年度戦略的基盤技術高度化支援事業に、株式会社カワタテック(奈良県桜井市)と滋賀県立大学の提案が採択されました。参加している本学の研究者は、工学部機械システム工学科の栗田裕教授(副総括研究代表者)、田邉裕貴准教授、大浦靖典准教授、中川平三郎特任教授です。予定されている研究開発期間は、平成26年度から28年度までの3年間です。
この事業は、中小企業のものづくり基盤技術の高度化に関する法律に基づく精密加工、立体造形等の11技術分野の向上につながる研究開発、その試作等の取組を支援することが目的です。中小企業・小規模事業者が大学・公設試等の研究機関等と連携して行う、製品化につながる可能性の高い研究開発、試作品開発等及び販路開拓への取組を一貫して支援するものです。
記
1 事業名
平成26年度戦略的基盤技術高度化支援事業
2 事業管理機関
公益財団法人奈良県地域産業振興センター
3 認定事業者
株式会社カワタテック
代表取締役 川田昌宏(総括研究代表者)
4 研究等実施機関
株式会社カワタテック、公立大学法人滋賀県立大学、奈良県産業振興総合センター
5 計画名
航空機用薄肉部品の切削加工時に発生する工作物変形型びびり振動の抑制技術の開発
6 研究開発の内容
航空機産業では、燃費の向上と機体の軽量化のため、びびり振動の発生しやすい難加工材製薄肉部品の切削加工が増加している。びびり振動の発生を抑えるため、現在は、工作物に治具を当てて剛性を高める、切削速度を落として加工する、など試行錯誤的に対策している。本提案では、工具接触点における工作物の振動のしやすさに着目することで、合理的に対策を立案し、切削速度を落とすことなく、びびり振動を抑制する技術を開発する。
7 主たる技術分野
精密加工