滋賀テックプラングランプリ2021で本学チーム「ひかる炭素・健康革命」が最優秀賞、企業賞をダブル受賞しました

2021年08月23日

2021年7月31日(土曜日)に開催された第6回滋賀テックプラングランプリで、滋賀県立大学大学院工学研究科修士2年生の森田秀さんが代表を務めるチーム「ひかる炭素・健康革命」が最優秀賞と企業賞をダブル受賞しました。

今年度は24チームがグランプリにエントリーし、書類審査を経てファイナリスト9チームが7月31日にびわ湖大津プリンスホテルにてプレゼンテーションを行いました。

森田さんのプレゼンテーションの概要は以下のとおりです。

1. チーム名:ひかる炭素・健康革命

2. チームメンバー

代表者:森田 秀(滋賀県立大学大学院工学研究科 修士2年)

チーム員:鈴木 一正(滋賀県立大学工学部材料科学科 講師)

秋山 毅(滋賀県立大学工学部材料科学科 准教授)

ひかる炭素・健康革命 チーム代表

3. 発表テーマ:だれでもつくれるカーボンドットでバイオマーカー検出

プレゼンテーションの様子

プレゼンテーションの様子

4. 概要

カーボンドットは、多様な発光色や表面修飾、生体親和性を示すナノカーボン材料です。安価な原料から簡単に作製可能で、表面特性が制御可能なため、特にバイオマーカーの検出に適しています。基質の選択性と蛍光検出を兼ね備え、手間、コストに優れ、病の早期発見や治療の最適化につながると期待されています。

5. 技術の応用例:

〇従来の高額なバイオマーカーの代替品となることで治療費の負担が抑えられる。
例:従来蛍光物質 2,400円/mg → カーボンドット 2円/mg
〇可視光応答の光触媒材料や水中の金属イオンの検出
〇固体レーザーやディスプレイなどへの応用

6. 滋賀テックプラングランプリ

「滋賀テックプラングランプリ」は、「滋賀発成長産業発掘・育成コンソーシアム※」が運営する「滋賀テックプランター」の研究開発型ベンチャー発掘・育成プログラムです。

  • 「滋賀発成長産業発掘・育成コンソーシアム」は、滋賀県産業の振興および地域の活性化を目的に、滋賀県、6つの県内大学、2つの地方銀行、公益財団法人滋賀県産業支援プラザ、株式会社リバネスで構成され、研究開発型ベンチャーの発掘・育成や次世代理系人材の育成に取り組んでいます。

最優秀賞の表彰式

最優秀賞の表彰式

東レ賞の受賞

東レ賞の受賞

受賞後の記念撮影

受賞後の記念撮影

以上