工学部材料科学科 バラチャンドラン ジャヤデワン教授が第20回国際磁気学会において「ベストポスター発表賞」を受賞しました
2015/08/07
平成27 年7月5日~10日開催の第20回国際磁気学会 (20th International Conference on Magnetism, Barcelona, Spain)(ポスターセッション学術研究発表)において厳正な審査の結果、「ベストポスター発表賞」は本学工学部材料科学科 バラチャンドラン・ジャヤデワン教授の(共同研究者:福永真夕、古川逸郎、ジョン・クヤ、間宮広明(物質材料研究機構)、宮村弘)の研究発表に授与されました。
これは、スペイン・バルセロナにおいて行われた7月6日のポスターセッションの学術研究発表500件の中から10件選ばれた「ベストポスター発表賞」の一つです。
■研究内容について
「Preparation and Magnetic Properties of Interaction-free Magnetite Nanoparticles
-相互作用を示さないマグネタイトナノ粒子系の作成と物性-」
磁気特性に起因する発熱量の評価や最適化を図る上で、粒子間の磁気的相互作用が問題となっている。そのため、粒子間相互作用の無い状態での磁気特性評価が必要不可欠である。本研究では、マグネタイトナノ粒子(MNPs)表面を非磁性材であるシリカで被覆し、粒子間相互作用の影響を抑えることに成功した。磁気的相互作用の無い磁性粒子系の作製と磁気物性をFirst-Order-Reversal-Curve測定により評価することが高く評価されたものと思われる。特記すべき点は、本研究内容が2014年に材料科学科を卒業した福永真夕によることである。


