環境科学部 環境建築デザイン学科 金子尚志 准教授が開発に関わった住宅用木造住宅用構造面材が「2018年グッドデザイン賞」を受賞しました
2018/11/15
環境科学部 環境建築デザイン学科の金子尚志 准教授が開発に関わった、住宅用木造住宅用構造面材が「2018年グッドデザイン賞」を受賞しました。
グッドデザイン賞は、1957年に創設された日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の仕組みです。デザインを通じて産業や生活文化を高める運動として、国内外の多くの企業やデザイナーが参加しています。
これまでの受賞件数は45,000件以上にのぼり、受賞のシンボルである「Gマーク」は、よいデザインを示すシンボルマークとして広く親しまれています。(グッドデザイン賞ホームページより)
■受賞概要
<作品名>
木造住宅用構造面材 鋼製面材耐力壁「kitotetu」
<受賞企業>
株式会社トーア
株式会社ハウスギア
日新製鋼建材株式会社
ESTEC and Partners
滋賀県立大学
<デザインコンセプト>
耐震性能、環境性能の向上が求められる木造住宅の構造に鋼板を使い、その課題を解決した次世代面材耐力壁
<概要>
これからの木造住宅はさらなる耐震性、環境性能の向上が求められます。外皮、壁は一層の高性能化を担いますが、筋交いや合板面材などの手法では限界もあります。繰り返しの外力にも耐力を保持する鋼板を使うことで、次世代の要求に応える鋼板製の面材耐力壁を開発しました。
鋼板の弱点であった錆は、従来の技術を応用した耐錆の高いZAM鋼板の活用によって克服し、加工機の新設によって高い精度を実現しました。重量比における材料の歩留まりは約99%であり、リサイクルの容易性とともに省資源に大きく貢献しています。
また、より高い熱的性能の実現のため、硬質断熱材を外張りで利用できる点も、環境への負荷低減と住環境向上の両立に寄与しています。
グッドデザイン賞ホームページ
http://www.g-mark.org/award/describe/47536
主 催:公益財団法人日本デザイン振興会