『留学生が地域資源を実践的に学ぶ』を甲賀市で実施しました
2019/02/08
2019年1月27日(日)、滋賀県立大学に学ぶ交換留学生19人と日本人学生3人が甲賀市の地域文化を実践的に学びました。午前中は忍術屋敷について学び、午後は陶芸の森で素焼きの皿に絵付けを通して信楽焼について学びました。
築300年の屋敷の屋根に前日の雪が残る寒い朝でしたが、初めて見る忍者屋敷の隠し部屋や隠し扉などに学生たちは施設内で説明を熱心に聞いていました。留学生の間では日本の忍者に対する関心は非常に高く、「留学期間中にここに来られてとてもよかった」といった反響もありました。
午後は、陶芸の森にて素焼きの皿に絵付けを行いました。陶芸家から絵付け筆の指導を受けたのち、2時間ほど思いのままに絵付けをしました。参加した県立大生は、「滋賀県にある信楽の陶芸を実はよく知らなかったので、地域文化を学ぶとても良い機会になった」と話していました。
今回は、募集開始からわずか2時間余りで定員に達してしまうほど留学生に関心度が高いものでした。ある留学生は、「留学前には名前も知らなかった甲賀市がとても魅力的な地域であることを強く認識した」と言っていました。また、県立大生も日本文化や地域文化の奥深さを改めて認識するとともに、留学生に自分の言葉で説明できるようになりたいと感じたとのことです。
留学生、県立大生ともに、今回得られた知識や体験が甲賀市への関心を深め、地域の方々との交流のきっかけとなることを願っています。
また、この地域には留学生の受け入れに熱心な方々がおり、来年度は地域の方々との連携を探り、大学と地域が一体となってプログラムを開発していきたいと考えています。今回の訪問がその第一ステップとなることを願っています。
(今回のプログラムは、滋賀県立大学の平成30年度SDGs特化型研究費により実施しました。)
本件の問合せ先:
滋賀県立大学 全学共通教育推進機構
(国際交流担当)島田和久
国際化推進室
shimada.k@office.usp.ac.jp