大学院工学研究科電子システム工学専攻の木村山紫郎さんが,平成30年度電気関係学会関西連合大会において「奨励賞」を受賞しました。
2019/05/14
2018年12月1日,2日の2日間に渡り,大阪工業大学の大宮キャンパスで開催された電気関係学会関西連合大会において,本学大学院工学研究科電子システム工学専攻の木村山紫郎さんが,「奨励賞」を受賞しました。
本賞は,連合大会において特に優秀な講演発表を行った者に贈られるもので,この度,大阪にある中央電気倶楽部において表彰式が行われました。
■発表内容について
発表題目:キャリア周波数識別の高分解能化を目指したディスチャージ遅延回路の検討
著者:木村山紫郎,野口凌輔,井上敏之,土谷亮,岸根桂路
情報端末などの普及に伴い,光通信システムにおける長距離伝送による信号劣化が問題となっています。我々の研究室では,信号劣化の補正に用いられる中継器の高性能化を目的として、信号キャリア周波数と周波数変調度を制御信号として使用することにより、制御回路の集積化と実装コストの低減を実現する新たな通信方式の基礎検討を行っています。本研究では,その通信方式を実現するために,被制御ポート切り替えのためのキャリア周波数識別回路構成の提案と,それに用いられるディスチャージ遅延回路の評価・検証を行いました。その結果、制御情報伝達経路を10ポート切り替えることが可能となり、効率的な制御を実現しました。