第8回CSJ化学フェスタ2018において、本学大学院工学研究科 材料科学専攻 金属材料分野2回生 谷口兼之さんが「最優秀ポスター発表賞(CSJ化学フェスタ賞)」を受賞しました。
2018/12/04
10 月23 日~25 日にタワーホール船堀(東京都江戸川区)にて開催された「第8回CSJ化学フェスタ2018」において、本学大学院工学研究科材料科学専攻金属材料分野2回生の谷口兼之さんが、「最優秀ポスター発表賞(CSJ科学フェスタ)」を受賞しました。最優秀ポスター発表賞は、今回、1,032 件の学生ポスター発表の中から選ばれた9件に贈られた栄えあるもので、受賞者には、表彰状と副賞が贈られました。
詳細については、下記のURLを参照
https://www.csj.jp/festa/2018/document/poster_award.pdf
■題 目:組成制御可能なNi-Pt およびNi-Pt-Pd ナノ粒子の合成と触媒活性評価
■分 野:[無機化学・分析化学]
■発表者:谷口 兼之
■研究指導教員:バラチャンドラン・ジャヤデワン
■概 要:
「本発表は、燃料電池電極触媒開発に関するものであり、滋賀県立大学教育研究高度化促進費提案課題研究として取り組んでいる。本研究内容の詳細は以下の通りである。本研究では、Ni-Ptナノ粒子の製造におけるIn-situ UV-VisおよびXASの同時測定を実施し、新たな合成プロセスを開発したものである。また、この知見を活かし三元系Ni-Pt-Pdナノ粒子の合成にも適用可能である。どちらの系においても仕込み比を変更することで組成の制御が可能であり、特にNi-Ptに関しては、Ptを26 at.%しか含んでいないのにもかかわらず従来のPt触媒よりも5倍以上高い触媒活性が達成出来たものである。少ないPt使用量で高活性を有する新規触媒は、様々な分野で応用が大いに期待できる。」