「第25回 淡海能」を開催しました
2022年09月27日
本学能楽部が、令和4年8月14日(日曜日)大津市伝統芸能会館にて、3年ぶりとなる「淡海能」を開催し、羽衣伝説で知られる「羽衣」や、平家物語でも語られる「敦盛」などを上演しました。
コロナ禍で3年間上演がなく、運営の仕方も分からない中、卒業生の残した資料と助言を頼りになんとか準備を進めてきました。部員数が少なく、正解が分からないことや、膨大な作業と足りない時間、舞囃子という初めての舞が上手く舞えないなど不安なことも多かったと思います。
準備の中心となった部員は、「稽古から運営まで支えていただいた師匠をはじめ、本淡海能をきっかけに繋がることができた卒業生の方には感謝の気持ちでいっぱいです。来場者の方が、私の演目を見て新鮮だったと言ってくださったり、演目紹介を兼ねてお配りした冊子が、初心者でもわかりやすく書かれていたと褒めてくださり、淡海能を開催して本当によかったです。一時はどうなることかと思った淡海能が無事に開催でき、この会をきっかけに能楽の良さを実感することが出来ました。」と話していました。
新型コロナウイルス感染症の影響で、今までは稽古以外の活動が出来ていませんでしたが、これを機に部の活動の幅を増やし、県内大学唯一の能楽部を次代へ継承してほしいと思います。