近江楽座「とよさと快蔵プロジェクト」が大学SDGs ACTION! AWARDS 2019において、スタディツアー<下川町×JAL>賞を受賞しました
□ 大学SDGs ACTION! AWARDSとは
朝日新聞社が、国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に向け、次代を担っていく若者の活動を後押しするため創設し、今年度で第2回目となります。
その最終選考会が2月20日、東京・有楽町 朝日ホールで開催され、80件の応募の中から書類選考を通過した12チームがプレゼンテーションを行いました。
SDGs移動仮設カフェ<出張タルタルーガ>の展開
「とよさと快蔵プロジェクト」は、滋賀県豊郷町で、町に多く残る空き家を地域資産として捉え、学生ならではの視点で改修、再活用し、まちを元気にしていこうといく活動を15年間続けています。活動内容は改修部門、イベント部門、BARタルタルーガを経営するタルタルーガ部門の3つに分かれています。
本提案は、空き家の利活用という全国的な課題に対して、本プロジェクトが積み重ねてきたプロセスが課題解決の布石になるのではとはという考えのもと、学生と地域をつなげる役割を果たしているタルタルーガの機能を町の外にも持って行き、他の地域でも快蔵プロジェクトの活動を知ってもらい、交流できるよう<出張タルタルーガ>を企画しようというものです。そのために、持ち運び可能な仮設店舗を設計・製作し、持続可能な地域づくりに貢献する機会を多くつくっていきます。
ちなみにタルタルーガとは、イタリア語で亀を意味します。童話「ウサギと亀」に出てくる亀のように遅くても着実に進んでいきたいという思いが込められています。
賞の概要
スタディツアー<下川町×JAL>賞は、北海道下川町(第1回ジャパンSDGsアワードの内閣総理大臣賞受賞団体)と協賛企業JAPAN AIRLINESがタイアップして、下川町での学生のスタディツアーを全面的に支援しようというものです。
他の受賞団体
○グランプリ
立命館アジア太平洋大学 「Plushindo:チャンスを作り出し、視点を変える」
○准グランプリ 住友金属鉱山賞
近畿大学 「環境負荷と農家の無賃労働を低減するために」
○オーディエンス賞
東京大学 「『協力者カミングアウト』で、『違いが互いの力になる』社会を」
○スタディツアー<瀬戸内町×JAL>賞
九州国際大学 「車いすユーザーのための海外旅行『ペガサス・ボヤージュ』モニターツアー」
○審査員特別賞
立教大学 「原因不明の言語障害である吃音症を改善する世界初のVRプロダクトを実現する」
○ファイナリスト賞
麻布大学 「SDGsレンズで海から水源まで水の循環をみる!ESDキャンプでの流域交流」
金沢工業大学 「明るい未来を切り拓く、私たちのSDGs教育パッケージの展開」
東京農工大学・東京工業大学 「3Dプリンターによる『どこでもトイレ』の開発」
徳島大学 「徳島の藍染めの技術とカンボジアのクロマーを掛け合わせた新たな商品開発」
福岡大学 「新しい就活の形とその先の中小企業後継未定問題」
酪農学園大学 「浜頓別町・まち・ひと・活き生きプロジェクト」