生活デザイン学科3回生のグループが「(仮称)滋賀県産(びわこ)材活用PJ」として「OASIS加盟校・研究・調査支援奨学金」を授与されました
2020年10月1日
Vectorworks 教育シンポジウム2020 (エーアンドエー株式会社主催)において、生活デザイン学科佐々木研究室3回生(研究代表:長澤慶季さん)が、「(仮称)滋賀県産(びわこ)材活用PJ」として「OASIS加盟校・研究・調査支援奨学金」を授与されることが決定しました。この支援奨学金は、学生自らが必要性を感じ、「将来の日本への提言」として、次代のために伝承できる研究・調査に取り組むことを切に願い2011年度に創設された制度です。この制度では年度ごとに設定のテーマに沿った研究・調査に対して奨学金を給付し、次年度に研究成果についての発表の場が提供されます。
今年度は審査の結果、5グループの授与者が選出され、その中の1グループに本学学生グループが選ばれました。
(受賞者一覧:https://www.aanda.co.jp/Event/Edu/VWsympo20/index.html )
2020年度奨学金テーマ:『革新と創造』
題目:(仮称)滋賀県産(びわこ)材活用PJ
研究メンバー:長澤慶季、川端あい、古川将寛(指導教員:佐々木一泰)
研究概要:
滋賀県は豊かな自然に恵まれているが、近代から戦後にかけて人工林の植林が行われたため、森林活用率は全国47都道府県の中でも非常に低い傾向にある。そういった人工林は成長し、現在活用できる状況になりつつあるが、近年の脱木造化や輸入材により、活用の機会が薄れつつある。本研究ではそれらの滋賀県産(びわこ)材を活用し、また近年発展しているCAMなどのコンピューターによる加工を積極的に用いたプロダクトの可能性を試作し、滋賀県産材の新たな活用の方法や、量産性、将来性を検証し、モデルケースとすることで、全国的な持続可能な森林活用への、ひとつの例としたい。
滋賀県は米どころでもあり、県内に多くの酒造企業があることから、今研究では「酒枡」を制作する。滋賀県立大学は圃場で収穫したオリジナル日本酒「湖風」も制作していることから、制作や広報に関して、県内企業や学生団体との協力も行う。