環境科学部環境政策・計画学科の村上一真教授が環境科学会学術賞を受賞しました
2024年9月19日
9月9日~10日に東京大学で開催された環境科学会2024年会において表彰式が行われ、本学環境科学部環境政策・計画学科の村上一真教授が環境科学会学術賞を受賞しました。また、併せて学術賞受賞記念シンポジウム「環境配慮行動研究の展開」が開催されました。
環境科学会では、学会規程により、環境科学の研究において顕著な業績をあげた研究者に学会賞、学術賞、奨励賞を、また、環境科学会誌に優秀な論文を発表した著者に論文賞を贈呈することが定められています。学術賞は、環境科学分野において特に優れた業績をあげた者を表彰するものです。
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学術賞について
表彰課題
環境配慮行動の促進方策と意思決定プロセスに関する研究
受賞者
村上一真
表彰理由
村上一真氏は、環境政策の効果発現、環境配慮行動の促進方策、個人の環境配慮行動の意思決定プロセスなどの観点から、グリーンでレジリエントなサプライチェーン、省エネ・省資源行動、節電、緑のカーテン、森林環境税、森林ボランティア活動などの幅広い対象の研究を精力的に行ってきた。他者への参照やヒューリスティックによる意思決定プロセスなど、より複雑かつ現実的な要素を組み込んだそれらの研究成果は、環境科学会誌を含む多数の論文として報告されている。環境経済学・環境経営学・環境政策学の分野への学術的発展に大いに資するものである。環境科学会では、論文賞を1回、優秀研究企画賞を1回受賞するなど、環境科学会における功績も大きい。また、著書を継続的に出版し、研究成果の社会還元・社会実装を意識している点も評価できる。このような村上一真氏の研究業績と活動は、環境科学分野において特に優れた研究業績を挙げた者に与えられる環境科学会学術賞にふさわしいものと評価できる。