生活デザイン学科2021年度卒業生の原田佳那さんが第53回毎日・DAS学生デザイン賞 大学生の部「金の卵賞」において、プロダクト部門賞を受賞しました

2022年06月08日
 

人間文化学部生活デザイン学科 2021年度卒業生の原田佳那さんが第53回毎日・DAS学生デザイン賞 大学生の部「金の卵賞」において、プロダクト部門賞を受賞しましたのでお知らせします。

『第53回毎日・DAS学生デザイン賞 大学生の部「金の卵賞」』概要

全国の大学生を対象に6部門(建築部門、グラフィック部門、プロダクト部門、イラスト部門、空間デザイン部門、ファッション&テキスタイル部門)でデザインを募集。応募作品のテーマは自由。ただし、在学中に制作したもの、未発表創作のものに限る。主催は毎日新聞社、一般社団法人総合デザイナー協会DAS。(応募要項掲載ページはこちら

受賞内容

6つの募集部門のうち、プロダクト部門での最高賞である、プロダクト部門賞を原田佳那さんの2021年度卒業制作「家庭用蒸し風呂 -箱山-」が受賞しました。(入賞者発表ページはこちら

提案概要

作品名:家庭用蒸し風呂 -箱山-

滋賀県の入浴文化をきっかけに、現代のユニットバスで蒸し風呂を体験できるようにしたいと思い制作に取り組みました。滋賀県湖東・湖北地域では、「桶風呂」と呼ばれる家庭用の蒸し風呂が昭和30年ごろまで使用されていました。これは、鋳鉄製の平釜の上に桶を据えて、中で少量の湯を沸かします。笠や蓋をして桶内を蒸気で温め、温湯浴と蒸気浴の中間的な入浴ができるというお風呂です。
この桶風呂から着想を得て制作した家庭用蒸し風呂 -箱山-は、湯を張った浴槽の上に本製品を組み立てることで蒸気を閉じ込めることができます。組み立ては使用者自身が行い、各パーツに埋め込んだ磁石によって接続させます。パーツの置き方を変えれば、風呂蓋としても使用することができます。
制作には大津市にある桶工房、中川木工芸の方々に協力・指導していただきながら原田さん自身で制作しました。滋賀県産のヒノキや伊吹山の薬草を活用し、五感を刺激する非日常的な蒸気浴を自宅で行うことを提案します。

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