アメリカ留学レポート1
国際コミュニケーション学科 梅原恵里奈さん
カリフォルニア州立大学モントレーベイ校
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キャンパス
◇アメリカの良さ
アメリカでの留学生活が始まって、早1か月が経とうとしている。アメリカに来てから、毎日新たな発見があった。
まず一つ目は、本当にアメリカは人種のるつぼだということだ。サンフランシスコ国際空港に到着したときからさまざまな肌の色、目の色、文化背景をもつ人がいるということを身に染みて感じた。また、CSUMB(カリフォルニア州立大学モントレーベイ校)にはさまざまな国から留学生が来ている。ヨーロッパやアジアの国々、アフリカ大陸、さらにはアメリカ国内からの留学生もいて、さまざまな国からの留学生と友達になることができた。
これだけたくさんの人種がいる学校なのだが、アメリカではそのそれぞれの個性がとても尊敬される社会だと感じた。なぜなら日本人はすぐに人の見た目などから偏見をもつ傾向にあるのに対し、アメリカの生徒は自分や他人の個性を大切にし、それぞれ好きな服装などをして、個性を発揮しているように感じられたからだ。他の国からの友達に日本人は皆同じような服装をしているからわかるといわれたことがあった。これは日本人がひととの違いを恐れ、個性を出さずに同じような服装していると考えてよいと思う。個性を大切にする社会、環境があるというアメリカの素敵な点を発見できた。
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図書館外観
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図書館
◇日本の良さ
そして二つめは、日本のすばらしさだ。まずは料理について。もちろんアメリカにもおいしい料理があるのだが、アメリカで食べる料理に比べて、日本料理は繊細な味がしていて、多くの野菜が使われている点に改めて気付いた。栄養バランスや健康のことを考えるとずっと日本食の方がいい。
次に、日本人の性格的な面だ。日本語を話すとき、私たちは無意識に相手の話すことを推測し、気遣っていることに気付いた。それに対し、英語では言いたいことを日本語に比べてはっきりと述べないとわかってもらえない。ただ、英語はYESかNOではっきり答えなければならないというのは偏見であるということにも気付いた。アメリカ人もあいまいな返答をしたりすることもあるからだ。しかし、日本人の心遣いは日本人の独特のものであり、そのせいでアメリカの人には伝わらないこともあるかもしれないが、改めて日本人の良い面について気付き、その面も大切にしていきたいと思った。
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大学近くのビーチ
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寮のビーチバレーボールコート
これから留学生活が続くが、日本人としての自分のいい面を出しつつ、アメリカの文化、言葉を存分に吸収して過ごしたい。今は自分の英語力のなさにショックを受けているが、英語でのコミュニケーション能力を向上させるためにもっと積極的に国際的な友達の輪の中に入っていき、授業では中身ある英語を話せるようになるためにディスカッション、プレゼンテーションのある授業での自分の取り組みに力を入れていきたいと思う。