フランス留学レポート
国際コミュニケーション学科 舟瀬 七海さん
フランス オルレアン大学
OFIIや銀行の手続きなども終わりようやく生活が落ち着いてきました。今回は大学の授業を中心に書こうと思います。
9月にクラス分けのために、リスニング、ライティング、オーラルのテストがありました。そこで6グループに分けられ、授業では文法、ライティング、オーラルに加え、phonétiqueという発音に特化した授業があります。また、フランスの文化や歴史を学べるcivilisationsや文学と遺産などを学ぶart et littératureを取っています。文学の授業はオプションで、フランス語圏について学べる授業、フランス語を使いながらゲームをする授業の3つの中から選びました。また強制ではありませんが、アトリエとしてthéâtreかjournalを選ぶことができます。私はjournalを選んでおり、授業の進め方としては自分で記事を書いて先生に添削してもらうという形です。丁寧に1人ずつ添削していただけ、授業の初めには前回提出した分の間違いを全員で共有しています。アトリエでは語学のレベル別に分けられないため、自分より語学力が高い人の表現の仕方なども見ることができるので、とても勉強になります。
私の普段のクラスはだいたい15人ほどで、そのうち4人が日本人です。年齢層は幅広く、私たちのような学生もいれば、仕事をしながら学校に来られている方、子供と旦那さんとフランスに引っ越してきて、大学に通っている方もおられます。1年で母国に帰る人は少なく、もうすでに1年フランスで生活している学生や、マスターをフランスで取るためにこれから6年フランスに滞在する人などがほとんどです。半年や1年で母国に帰るのは日本人が特段に多いと感じます。日本では勉強は学生(20代前半)がするものというイメージが根強く残っているように感じますが、勉強は一生するもので、終わりはないとこちらに来てから強く思うようになりました。
大学には日本語学科があり、すでに日本に留学したことのある学生は流暢な日本語を話します。日本にいる時は、語学学校に通うとフランス人学生と関わる機会はほとんどないのではないかと心配していましたが、大学には日本に興味を持っている学生が多くいるので、日本語学科の学生企画のイベントに参加したり、個人的に仲良くなった友達に遊びに誘ってもらったりなど、語学学校でありながらもフランス人学生と会話をするチャンスがあり、充実した生活を送れています。