フランス留学レポート
国際コミュニケーション学科 舟瀬 七海さん
フランス オルレアン大学 留学レポート2
今月でSaint-Étienneの生活から続いていたホストファミリーとの生活が終わりました。Orléansでのホストファミリーはホストマザーだけだったのですが、ピアノの先生ということもあり、音楽という共通点で話が盛り上がることが多かったので話題には困りませんでした。私は市の吹奏楽団に所属しているのですが、夜が遅くなるにもかかわらず、その活動も応援してくださっていたので有り難かったです。Orléansには音楽学校もあるため、コンサートホールなども多く、ホストマザーと一緒にコンサートに行ったりもしました。コンサートの情報も職業柄たくさん持っていらっしゃったので、教えてもらった情報をもとにこれからまた聞きに行こうと思っています。
また、ホストマザーがベジタリアンであったことは私にとって貴重な経験でした。私に対しては肉料理も出してくれていたので食生活としては全く問題なかったのですが、日本にいた時には私の周りにはベジタリアンの人がいなかったので、その考え方に触れることができました。フランスでは、日本に比べ圧倒的にベジタリアンの方が多いです。以前から、ベジタリアンの人はどのようにベジタリアンになるのか、自分で決めるのか、家族の影響なのか、そういうことに興味があったのでホストマザーに質問してみたところ、ホストマザーの場合は全く肉料理を食べないというわけではなく、誰かに提供されたら食べるという人で、1、2年ほど前からベジタリアンになろうと決意し、少しずつ肉料理を食べる回数を減らしていたようです。完璧なベジタリアンではなく、途中経過だとおっしゃっていました。友人の考えを聞いたのがベジタリアンになるきっかけだったということ。ホストマザーは動物好きで 犬を飼ってもいるのですが、その動物たちが私たちが食べることで殺されているのを考えるとベジタリアンになろうと考えたようです。
また、ホストマザーは動物好きで犬を飼っていたということもあり動物保護団体が企画するイベントに参加するため休日にCrucey-Villages というOrléansから車で2時間ぐらいのところまで連れて行ってもらったこともありました。そこにはPile poilという団体があり、そこでは飼い主に捨てられた犬が育てられていました。私が行った日には、犬にストレスなく躾をする方法を飼い主に教えたりしていましたが、日本で動物を飼ったりすることはなかった私にとって、動物愛好家の人たちが集まって話しをしている姿を見るのは大変貴重な経験でした。
このホームステイを通して、言語の面以外でも日本では体験できなかったような、ホームステイだからこそ経験できたこともあり、とても有意義な生活になりました。
現在は寮で生活していますが 新たな環境で残り半分頑張っていきます。