台湾留学レポート

環境政策・計画学科 今田 晃憲さん

中興大学サマープログラム 

 私は8月10日から24日まで台湾の中興大学のインターナショナルサマープログラムに参加してきました。このサマープログラマは世界の食糧問題などを主とした環境問題がテーマでした。参加者は50名近くの中国人、8人の日本人、3名のイタリア人でした。先生はオーストラリアの大学の先生でした。また、それ以外に、中興大学の学生であるバディーが10人くらいいました。バディーはチームに1,2人いて、毎日活動の誘導をしてくれたり、ラインやウィチャトというアプリで分らないことをすぐに教えてくれたり助けてくれます。

 プログラムでは基本的に午前中は大学内で講義をし、午後はアクティビティーをしに学外へ出かけます。また、プログラムの3,4日目は、フィールドトリップで台湾の南に位置するKentingという場所を1泊2日で訪れました。プログラムは基本的にすべて英語で行われ、毎日9時~18時くらいまで自由時間がなく、スケジュールもややタイトで疲れました。


 プログラムについて、具体的には午前中は環境に関して講義を受けました。朝9時から約3時間の授業ですが、ずっと話を聞くだけではなく、ほぼ毎回グループディスカッションやプレゼンテーションがあり、海外の学生と話し合う機会が多かったです。講義の内容自体は難しいものではなく、とても基礎的な内容なので、英語が多少苦手、環境にあまり詳しくない方でも特に問題なく受けられる内容でした。
 また、午後のプログラムは学外にでて様々な体験をするというものでした。具体的には台湾のお茶作りを学び、その後実際にお茶作りを体験するなど文化的なもの、カヌーやクライミングをしに行くといったアクティブなものもありました。午後のプログラムではアクティブなものも多いので必ず運動靴や運動着を持っていくことをお勧めします。
 プログラムのうち自由に過ごせる休みが4日ありました。前半の土日では、私は夜市に行ったり、台湾のジムに行ったりしました。また、中国人と台湾人の人とバーに行きました。
 後半の土日は日本人数名と台北に生きました。土曜日は台湾で最も高いタワーである101に行きました。また、日曜日はジブリの千と千尋の神隠しのモデルといわれている九扮に行って来ました。


 台北まではバスで約2時間程度です。バス代も240NTとかなり安いです。新幹線で行けば50分くらいで行けるらしいですが、700NTくらいかかります。台北はかなり都会で色々な観光スポットがありました。特に九扮のように人気スポットはとても混み、帰りのバスになかなか乗れませんでした。人気スポットでは台北駅で怪しいタクシードライバーがしつこく誘ってくるのですが、必ず断るようにするよう注意書きがバス停にありました。
 土日で困ったことがあれば、バディーが助けてくれます。台北までの行き方、おすすめのホテルの予約はバディーがやってくれました。必ず、土日はどう過ごすのかバディーに相談するのがよいと思います。

 今回私は初めて台湾に訪れ、物価は日本より安いと想像していました。しかし実際には台湾でも日本と同じようなコンビニや服屋があり、そういったお店では日本と全く同じ値段でした。しかし、大学やホテルの周りにあるレストランなどは非常に安く日本の半分くらいの値段で安く食べられるところもありました。レストランはメニューが全く分からないこともあり少し困ったこともありましたが大丈夫でした。
 また、台湾では日本と比べてお店などで英語が上手に話せる方が多いと感じました。中興大学のバディーも英語がとても上手でした。また、日本語も英語も上手に話せるバディーがいて僕ももっと英語と中国語の勉強を頑張ろうとモチベーションが上がりました。
 このプログラムは2週間という短い時間で様々なことを学ぶことが出来、とてもよいプログラムでした。特に、海外で新鮮な経験をしてみたい、中国語や英語を実際に使ってみたいと思っている人にとてもおすすめです。