アメリカ留学レポート
国際コミュニケーション学科 富田 花梨さん
アメリカ コロンビアカレッジ
アメリカでの留学生活が始まってから、早くも1か月と5日が経ちました。この一か月は新しい発見と驚きと戸惑いの連続で、あっという間に過ぎていった様に感じます。特に初日の日本からコロンビアカレッジまでの道のりが想像以上に長く、途中のシカゴ空港での乗り換えではどこに行けばいいのか、空港スタッフの言っていることや放送が理解できず、私や周りも含め、みんなが疲れ果てていました。何とか乗り換えに成功し、セントルイス空港でコロンビアカレッジのリアさんに笑顔で迎えられたときには、涙が出そうになるくらいほっとしたのを覚えています。
現在住んでいる大学の寮は二人部屋で、ルームメイトとは楽しく過ごせています。私が体調を崩し風邪気味だったときにのど飴やインスタントのおかゆをくれたときは本当に嬉しかったです。日本語にも興味を持ってくれていて、英語と日本語を互いに教えあったりすることもあります。最初はお互い緊張気味でしたが、会話が増えるにつれて距離も近づいてきました。生活面では、学校がダウンタウンに徒歩で行くことができる距離にあるので、食品や雑貨などはそこで買っています。また、少し離れたところにあるショッピングモールにも、タクシーか、平日に学校から出ているバスか、車を持っている友達につれてってもらい、何度か行きました。
授業面では、毎回出される膨大な宿題に毎日追われています。留学に来る前から宿題は多いと聞いていましたが、想像以上の量に驚きました。今学期の授業は全て交換留学生向けのものなので多いといってもそこまでだろうと思っていたからです。五つの授業のうち二つは毎日あり、それ以外の教科も週に二回から三回あるので、宿題を先延ばしにできません。レポートの提出やプレゼンテーションの発表、テストも頻繁に行われるので平日は毎日のほとんどの時間を宿題に費やしている状態です。正直今はアメリカの生活や文化を楽しむ余裕はありませんが、宿題と生活面の両立ができるように頑張りたいと思います。また、授業中ではオーラルやライティングに授業にかかわらず、どの科目でも共通して積極性が求められるので、自分から手を挙げて意見する大切さ、難しさを改めて感じています。実際、韓国やブラジルから来ている留学生と比べるとあまり発言できていないので、最近は少しずつでも自分の意見を進んで言うことを心がけています。間違っていたらどうしようと答える前から考えるよりも、自信をもって自分が思うことをはっきり述べることのほうが大切に思いました。
週末は、授業の一環としてボランティアに行ったり、ルームメイトがアートフェスティバルに連れて行ってくれたり、友達と買い物をしたりと、毎週充実しています。9月3日はセントルイスで開かれていたJapanese festival に行ってきました。生け花や空手、折り紙など、日本の文化がたくさん展示、紹介されていて日本に帰ってきたような感覚になりました。浴衣や着物を着ている人もたくさんいて、日本の文化はこんなにアメリカでも人気があったんだ、と嬉しかったです。