イタリア留学レポート

国際コミュニケーション学科 佐野 桃果さん

イタリア ペルージャ外国人大学 留学レポート2

 期末試験の結果、無事にB1に上がることができ、新しいクラスに移ることになりました。先生もクラスメイトも全て変わり、先生が変わることによって教科書も授業の仕方も変わったので、少しやりにくいですが、3か月が終わる頃にはだいぶ慣れるのではないかと思います。冬休みは10日間と短かったですが、やはり休み明けは学校に行くのが辛かったです。また、雪が降らないと聞いていたのに先日雪が降り、うっすらと残りました。寮の駐車場にはまだ残っていて見ているだけでとても寒く感じます。今回はイタリアの祝日とそれに伴う学校や寮の様子について述べたいと思います。

 イタリアの祝日は、1月1日、6日、4月17日、25日、5月1日、6月2日、8月15日、11月1日、12月8日、25日、26日です。また各都市によってそれぞれ守護聖人にちなんだ祝日が実施されます。ペルージャは1月29日がサン・コスタンツォという祝日でした。祝日によってはfieraというマーケットが開かれます。29日も寮の近くの道路で門から門まで店が立ち並びました。人も多く集まり、いつもは閑散とした道がその日は端から端まで埋め尽くされました。また、イタリアでは祝日と休みの間の日を休みにする習慣があります。例えば木曜日が祝日で金曜日が平日の場合、金曜日は休みになります。これは連休になるのでとても有り難かったです。そして冬休みは24日から3日までで、逆にこれは日本のほうが長いので、期待していた以上に短くて驚きでした。おそらく語学学校だからだとは思います。去年は年末ぎりぎりまで授業があったと聞いたので、それに比べたらまだましでよかったです。基本的に寮のイタリア人たちは、特にペルージャから近い人たちは金土日に実家に帰るようです。また、長期休みの間も基本的には地元で過ごすようで、年末年始は寮から人が一気に減り、外国人のみとなりました。また、ほかの外国人たちもローマなど旅行に行きそこで新年を迎えるみたいで、人の声もほとんど聞こえなくなりました。そのおかげで、普段は使いにくいwifiが少し使いやすくなったり、夜中に騒いでいた人たちがいなくなって静かに過ごせたりと、つかの間ですが平穏に過ごせてホッとしました。心配していた食事も24、25、26,31、1以外は食堂を開けてくれていたので、困らずに済みました。スーパーも案外開いているところがあり、助かりました。実は、少し買い溜めしたいたのですが、あまり発揮する場面はなく、拍子抜けでした。クリスマスや大晦日は友達とご飯を食べたりして、一緒に過ごしました。初めての海外での大きなイベントを日本人の友人や家族以外と過ごすのは、新鮮で不思議な感じがしました。

 寮での生活にすっかり慣れ、最初は嫌で仕方なかったシャワーも最近ではあるだけ有り難いと感じるようになりました。しかし、冬には湯船に浸かりたくなるもので毎日お風呂や温泉が恋しいです。料理もキッチンはないですが、できる限りの工夫を凝らしちょっとずつですが、作れるものも増えました。ただ、同時に慣れすぎてきたせいでだらけがちになっていて、そのためおろそかになったものもあるので、気を引き締めていかないととも思います。