アメリカ留学レポート
国際コミュニケーション学科 北野 遼さん
ミシガン大学ディアボーン校
アメリカに来て、日本と様々な違いを経験しています。特に政治については関心の度合いが格段に違います。今住んでいる寮では、討論会が大統領選の討論会が行われる日には多くの学生が集まりテレビの前で政治について話し合っています。授業ではその討論会について話合うこともありました。改めて、なぜ日本人がこのように政治に無関心なのかという疑問が生じました。外国に来て気付かされることが多くあります。
また、ここミシガン州のディアボーンという場所は全米でも中東、インドからの移民が多い都市だそうです。キャンパスでは白人、黒人だけでなく半数近くがアラビア系です。そのためイスラム教徒も多く見られます。近くには大きなモスクもあります。いままでアメリカは人種のるつぼであると習っていて、いろいろな人種の人が共存して生活しているのだと思っていました。
確かに、日本とは異なり、様々な人種の人がいます。しかし、その人たちが混じり合って生活しているのではなく、そのそれぞれがコミュニティを形成して生活しています。もちろんそれぞれのコミュニティ、例えばアラブ系と白人のコミュニティ同士の交流はありますが、たいていは同じ人種の人がそのコミュニティの中で生活しています。
また、九月からはフットボールのシーズンだそうです。ミシガン大学は全米でも上位のランキングに位置しており、関心も非常に高いです。ミシガン大学の本校があるアナーバーには全米で二番目に大きなスタジアムがあります。友人に連れて行ってもらった際は約11万人の観客が来ていました。また、フットボールの試合がある日はアナーバーの町全体がお祭りムードで、テントが立ち並び、その下でBBQなどを楽しむ人が多くいました。
生活にも慣れてきて、充実した生活を送っています。ただ、英語力の問題でコミュニケーションや授業では苦労することが多いです。それでも、友人が助けてくれます。できるだけ多くの人と交流し、いろいろなことを学びたいです。