中国留学レポート

国際コミュニケーション学科  小川 菜花さん

中国 湖南師範大学

 今回は中国に来て感じた文化の違いについて書きたいと思います。

 まずキャッシュレス化です。かなりの人が外出する時に現金を持っていきません。携帯さえあればそれでお金が払えるからです。お店には必ずQRコードがあり、それを携帯の支払いアプリで読み込み支払うか、逆に店員さんが支払いアプリで表示した自分のQRコードを読み取ってくれます。この支払方法は道端の屋台など、どんなに小さな店でも使えます。しかし地下鉄で切符を買うときや入場券を買うときは現金しか使えないところが多いのが不便です。他のところは現金で支払うよりも携帯のアプリで支払う方が歓迎されるのに、なぜなのか不思議です。チケット売り場などでは現金を持っていない人が持っている人を探しているのをよく見かけます。携帯同士でお金を送り合えるので、もらった現金分のお金をアプリで送ります。私も外出する時に現金を持たないことがよくあります。中国に留学する前からキャッシュレス化について聞いてはいましたが、こんなにも広まっているとは思っていませんでした。

 次に物の売り方です。果物、野菜は基本的に量り売りです。お菓子も量り売りの物がけっこうあります。自分が欲しい量だけ持っていき量ってもらうのですが、どれも日本に比べかなり安いです。野菜や特に果物は日本で食べたことのない物がたくさんあるので、商品を見ているだけで楽しいです。また種類も豊富です。例えばみかんは日本と同じものからもっと大きいもの、一口で食べれるほど小さいものまであり、リンゴも日本と同じ物、色がもっと濃い真っ赤なリンゴ、一回り小さいリンゴというように様々です。私もこちらに来てから色々と食べてみています。大抵は美味しいのですが口にまったく合わないものもありました。また、剝いてある果物をケースに入れて並べてあり、その中から好きなものを選んでカップに入れて、それを量ってもらうという買い方もあります。それはすぐに食べられるので学生に人気です。お菓子はポッキーやオレオなどの日本でも見るものから、臭豆腐や辛そうな肉、鳥の足、ひまわりの種などの中国っぽいものまで様々です。

 こちらの大学の授業は朝8時に始まります。中国では学生が皆寮に住んでいるからこそできるのだと思います。昼休みは11:40から14:30までとかなり長いです。この間に昼ご飯を食べ、多くの中国人は昼寝をします。この様にゆったりとしたところはいいな、と思います。

 4月の初めには清明節という4日間の休みがあり、西安に行ってきました。西安では兵馬俑に行ったり、西安を囲む城壁の上に登ったり、充実した旅行となりました。

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