令和7年(2025年) 新年のご挨拶<教職員向け>
令和7年(2025年) 新年のご挨拶<教職員向け>
滋賀県立大学の教職員の皆さま、
新年あけましておめでとうございます。
滋賀県立大学は本年、開学三十周年を迎えます。6月7日(土曜日)には記念式典を予定しており、大学祭「湖風夏祭」や京都府立大学との体育会「京滋戦」、同窓会と共催によるホームカミングデーも併せて開催します。この節目の年を皆さまとともに祝い、本学の歩みを振り返る貴重な機会となれば幸いです。
本学は、平成7年(1995年)、彦根と草津にキャンパスのあった滋賀県立短期大学を四年制大学に改組する形で誕生しました。その県立短大の歴史をひもとくと、昭和25年(1950年)に同時開学した彦根の県立短大(学芸部〔のちの家政部〕と工業部)と草津の県立農業短大(農業部)にさかのぼります。さらに、彦根の学芸部と工業部は、戦時中に彦根高等女学校(彦根高女)に設置された専攻科と、彦根高等商業学校(彦根高商)が一時転換され設置された彦根工業専門学校を前身としており、一方、草津の農業部は昭和8年(1933年)に開設された県立農業講習所を起源としています。
短大時代を含めると、本年は本学にとって創立75周年にもあたります。これまでに輩出された卒業生は短大時代に約17,000人、四年制大学以降もほぼ同数に上り、多くの方々が地域や社会で活躍されています。この豊かな歴史と成果を礎に、本学はさらなる発展を目指していかなければなりません。
今年は、新たな挑戦を象徴する「巳年」です。本学が「第四期中期計画」の実施に向けて着実に歩みを進めるとともに、「人」という樹を地域とともに育み、未来を築く使命を一層深める年となることを期待しています。
教職員の皆さまには、引き続きご尽力を賜り、ともに本学の新たな可能性を切り拓いてまいりましょう。皆さまにとって本年が健康で幸多き一年となることを心よりお祈り申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
令和7年(2025年)元旦
公立大学法人滋賀県立大学理事長